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2009年11月06日 (金) | 編集 |
A Child's Garden: A Story of HopeA Child's Garden: A Story of Hope
(2010/05/03)
Michael Foreman

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前記事に続き、こちらも一見クリスマスとは関係のない本です。
でも・・・世界中の子ども達が、こんな表情でみんな手を繋いで丘の上を行進する、そんな日がやってきますように・・・と願わずにはいられない、最後のページ。
どうかクリスマスには、子ども達に「平和」をあらためて考えてほしい―そう思って選んだ絵本です。

平和への希望は、瓦礫の下からひょこっと顔をのぞかせ、太陽に向かって懸命に伸びようとする、草のつるに象徴されています。
見開きのページ、中央に、一本の線が描かれています。
これは有刺鉄線。
少年の住んでいるところは国境近く。全てが破壊されてしまった世界は、有刺鉄線で出来たフェンスに囲まれています。
そこに見つけた植物に、「希望」を見出し、毎日一生懸命に水をやります。
"Drink up"と声をかけながら。
やがて、その蔓はぐんぐん伸びて、有刺鉄線のフェンスを緑で覆っていくのです。
モノクロだった絵が、蔓を中心にカラーに変わっていく。蝶や鳥や子ども達が集い、彼らの幸せが、伝わってきます。

ところがある日、兵隊に蔓を根こそぎ引き抜かれてしまう!
少年は、胸が張り裂けそうなくらい悲しみます…。
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